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ガスケット・パッキンの種類。形状・材質別の12種を解説

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Oリングやフランジガスケットに代表されるガスケットやパッキン。どんな種類があるのかご存知ですか。

このページでは、ガスケットとパッキンの形状別の種類とそれぞれの特徴について解説します。

※ガスケットとパッキンの違いは「ガスケットとパッキンの違い。ガスケットとは、パッキンとは」を参考にしてください。

ガスケットの種類

ガスケットとは、気密性や液密性を保たせるために使用される固定用のシール材です。※ガスケットの詳細は「ガスケットとは」を参考にしてください。

ガスケットには、シートをくり抜いたシートガスケットをはじめ、成形して製作された特殊な形状のガスケットなど様々です。

ここでは、ガスケットの種類とそれぞれの特徴や用途を解説します。

ジョイントシートガスケット

Compressed fiber jointing.JPG
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ジョイントシートガスケットは、打ち抜きガスケットの一種で、繊維材料と充填材、ゴムなどを混ぜて、圧延加硫した板状のガスケットです。

実際に使用する際には、環型やフランジ形状に打ち抜いて成形してから使用されます。

ゴムシートガスケット

Rubberseet.JPG
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ゴムシートガスケットは、打ち抜きガスケットの一種で、天然ゴムをはじめ、ニトリルゴム(NBR)やブチルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴムなどのシート材をフランジ形状や環型に打ち抜いて使用されるガスケットです。

ヘルールガスケット(サニタリーガスケット)

USシリコンヘルールパッキン

ヘルールガスケットは、へルール継手(サニタリー継手)専用のガスケットです。ヘルール継手の溝に合わせて、かまぼこ型の溝埋めが両サイドの接地面の中心にあります。

材質は、ニトリルゴム(NBR)をはじめ、シリコンゴムやEPDM、フッ素ゴム、PTFEなどが使用されます。

ヘルールガスケットの他、ヘルールパッキン、サニタリーガスケット、サニタリーパッキンとも呼ばれています。

※ヘルールガスケットの詳細は「ヘルールガスケットのA型とB型の違い。用途、断面、形状など」を参考にしてください。

うず巻形ガスケット(セミメタリックガスケット)

Vortex.JPG
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うず巻形ガスケットは、V字形をした金属薄板と軟質のフィラー材を交互に重ねうず巻状に巻きつけたガスケットです。

ゴムや樹脂のガスケットに比べて高温下、高圧下でのシールができます。ボルト締めを行う場合は高トルクでの締め付けが必要となります。

メタルジャケット形ガスケット

Metal jacket.JPG
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メタルジャケット形ガスケットは、芯となる素材を金属で被覆したガスケットです。ゴムや樹脂などの軟質材が使えない高温・高圧下で使用されます。

金属素材であるため、うず巻形ガスケットと同様に強く締め付ける必要があります。

メタルジョイント

Ring joint.JPG
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メタルジョイントは、金属をリング状に切削したガスケットです。ゴムや樹脂などの軟質材が使えない高温・高圧下で使用されます。

シールテープ

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PTFE(四フッ化エチレン樹脂、テフロン樹脂)のテープ状のガスケットです。

配管の雄ねじ部分に巻き付けて使用します。テープが雄ねじと雌ねじの隙間に入り込むことで気密性が保たれる仕組みとなっています。

液状ガスケット

液状ガスケットは、配管の漏れ防止に使われる液状のガスケットです。

フランジの表面やねじ部に液体を塗り、それが固形化することで接合部の隙間を埋めて気密性を保ちます。

パッキンの種類

パッキンとは、気密性や液密性を保たせるために使用される運動用のシール材です。※パッキンの詳細は「パッキンとは」を参考にしてください。

パッキンには、運動用の軸側に巻き付けるグランドパッキンをはじめ、軸受け側に取り付けるオイルシールなどがあります。

ここでは、パッキンの種類とそれぞれの特徴や用途を解説します。

グランドパッキン

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グランドパッキンは、回転軸に巻き付けて使用されるパッキンです。繊維を編み込んだようなひも状のものを軸と固定部の間に巻き付けて使用します。

グランドパッキンは回転部に使用されることが多いため、潤滑性が必要となります。

メカニカルシール

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メカニカルシールは、液体を扱うポンプやシリンダなどの回転部に使用されるパッキンです。

オイルシール

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オイルシールは、回転軸の外側にある軸受け部分をシールするパッキンです。

ポンプやシリンダであれば、内部の潤滑油を漏れないようにする目的で組み込まれています。

グランドパッキンは軸側、オイルシールは軸受け側とそれぞれのシールするポイントが異なります。

その他のガスケット・パッキン

Oリング

Oring.JPG
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Oリングは、断面が円形(O形)の環型をしたパッキン・ガスケットです。挟み込むなどして、円形の断面を押しつぶして密閉します。

この形状のシール材は、固定部・運動部のどちらの用途にも使用されます。そのため、ガスケットにもパッキンにも属するため、その他にて分類しました。

Oリングの材質は用途に合わせて、ニトリルゴム(NBR)をはじめ、シリコンゴムやフッ素ゴム、ウレタンゴム、ブチルゴムなど様々な材質を用いられます。金属のOリングも存在します。

まとめ

ガスケットとパッキンには用途に合わせて様々な形状、様々な材質のものがあります。

使用する際は適した種類のガスケットやパッキンを使用してください。

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木野機工株式会社では、特殊なシリコンゴムを成型した各種ヘルールガスケットを取り扱っています。

特に、色付き且つ食品衛生法に適合した「色付きシリコンゴム製ヘルールガスケット」をはじめ、磁気に反応する「磁気に反応!ヘルールガスケット」、引裂き強さに優れた「USシリコン製ヘルールガスケット」の3製品は特長があるユニークな製品です。

また、駆動部に用いられるパッキンの製作も承っておりますので、詳しくはカタログをご覧いただくか、「加工品・成形品」をご覧ください。

今すぐ読みたい!保存用PDF資料

木野機工株式会社では、保存用PDF資料「シール材の基礎知識」を配布しています。

 

掲載内容

  • ガスケットとは
  • パッキンとは
  • ガスケットとパッキンの違い
  • ヘルールガスケットに関わる用語一覧
  • ヘルールガスケットのA型とB型の違い

 

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