ゴムとラバー。違うものか同じものかわからない方も多いかと思います。
このページでは、ゴムとラバーについて違いを解説します。
ゴムとラバー
ゴムとは
ゴムとは、軟質の高分子物質のことで、弾性ゴムのことを指します。
ゴムの材質・種類は原料や生成方法により多種多様にあり、天然の樹液から精製された天然ゴムや人工的に作られた合成ゴムがあります。
天然ゴムや合成ゴムなど、ゴムの種類については「▼ゴムの種類」を参考にしてください。
ラバーとは
ラバーは英語のRubberのカタカナ表記をした言葉です。
そのため、日本語のゴムとラバーは、同じ言葉で同じ意味だと言えます。
その他のラバーについては「▼ラバーとは!?ラバー/Rubberの意味」を参考にしてください。
他国語のゴム
日本語のゴムの語源はオランダ語のGomですが、日本語のゴムとは少し意味が異なります。
オランダ語のGomの意味
オランダ語のGomは、英語のGum(ガム)と同じ意味で、水を含ませると膨潤してゲル状になる物質のことをさします。
チューイングガムやガムテープなどに使用される「ガム」の同じ意味だと言えます。
その他の国では?
その他の国で使用される言葉はどのようになっているでしょうか。
日本語 | ゴム | ガム |
---|---|---|
英語 | Rubber | Gum |
オランダ語 | Rubber | Gom |
フランス語 | Caoutchouc | Gomme |
ドイツ語 | Gummi | Gummi |
イタリア語 | Gomma | Gomma |
まとめ:ゴムとラバーの違い
ゴムとラバーは日本語では同じ意味となりますが、英語やオランダ語でのゴムとラバーは違う意味となります。
英語やオランダ語のゴムは、日本語のガムと同じ意味となります。
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