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ゴムの接合方法。ゴム溶着やゴム接着など、種類や特徴を解説

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ゴムの成形・加工方法には、射出成型や金型プレスをはじめとする金型成型や、接着剤を用いる接着加工、溶かして同化する溶着加工など、様々な方法があります。

また、用途や生産ロット数によって多種多様な方法を選ぶことができます。

このページでは、そんな成形・加工方法の1つ接合方法について解説します。

ゴムの接合方法の種類

ゴムの接合方法には、樹脂、金属と同じように様々な方法が用いられます。

接着

接着剤による接着

接着剤を用いる接合技術です。接着剤を均等に接合したいゴムの表面に塗布して使用します。

ゴムの種類によって、それぞれ適した接着剤があるため、素材に合わせた選定が必要となります。

また、素材によっては接着剤の下地作りにプライマー処理が必要な場合もあります。(※プライマーとは、下塗り剤のことで、接着性改善する機能の他、表面の安定化の補助、粘着性を高める機能や、接着剤の劣化防止などがあります。)

接着剤には、ゴム素材本来の構成要素とは異なる物質を含む場合があるため、使用する環境によっては注意が必要です。

両面テープによる接着

ゴム専用の両面テープを用いる接合方法です。接着したい箇所同士に両面テープを貼ることで接着します。

接着剤と同じように、ゴムの種類により適した両面テープを選定する必要があります。

両面テープの選定を間違うと接着の能力が持続しないこともあるため注意が必要です。

種類によっては、片側にゴム素材用、もう片側に樹脂や金属用の粘着剤を組み合わせることで異種接合を可能にすることができます。

溶着

溶剤・溶着剤による溶着

溶剤・溶着剤を用いることで素材を溶かし、それぞれを一体化して接合する方法です。

接着剤にも溶かして接着する方法もあるため、同じ方法だと言えます。

溶剤を使用しない溶着

熱や振動、高周波を用いることで素材を溶かし、それぞれを一体化して接合する方法です。

溶剤とは違い、素材の本来の構成要素が接合部分で変わらないため、不純物の添加がありません。

まとめ

ゴムの接合方法には接着、溶着をはじめとする様々な接合方法があります。

ゴムの種類や用途によって適した接合方法がありますので、接合での部品成形・加工が必要な場合は、木野機工をはじめとする専門家にご相談ください。

また、シリコンゴムの接合については「シリコンゴムの溶着加工と接着加工。接合の違いと特徴を解説」を参考にしてください。

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掲載内容

  • ゴムの種類
  • 各種ゴムの特性比較表
  • ゴムとラバーの違い
  • ゴムとエラストマーの違い
  • ゴムの接合方法

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