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ゴム・シリコンゴムの素朴な疑問にお答え。FAQ一問一答

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目次

シリコンゴムに関わる素朴な疑問

シリコンゴムにはどんな種類があるの?

汎用シリコンゴム以外にも、熱伝導性、導電性、難燃性、防振性など、+αの特性を付与した特殊なシリコンゴムがあります。

▼シリコンゴムの種類

シリコンゴムにはどんな特性があるの?

汎用シリコンゴムには、耐油性、耐溶剤性・耐薬品性、耐熱性・耐寒性、耐候性・耐オゾン性、透明性・着色性、耐水性・耐スチーム性、非粘着性・離型着性、熱伝導性、電気絶縁性など、様々な優れた特性があります。

▼シリコンゴムの特性一覧

そもそもシリコンゴムって何なの?

シリコンゴムは、シリコーン樹脂のうちゴム状のものを指し、シリコーンゴムやケイ素ゴムとも呼ばれています。

▼シリコンゴムの基礎知識

シリコンゴムはどんな構造をしているの?

シリコンゴムの主骨格であるシロキサン結合 (Si-O-Si) は、一般に有機物の骨格を形成している炭素-炭素結合に対し、結合エネルギー、原子間距離、結合角がいずれも大きく、分子全体は螺旋構造をとっています。

▼シリコンゴムの構造

シリコンゴムは劣化しにくいの?

対候性に極めて優れた特性を持ち、コロナ放電によって発生するオゾンでもシリコンゴムはほとんど影響を受けないため、劣化しにくいゴム素材だと言えます。

▼シリコンゴムの劣化について

シリコンゴムとシリコーンゴムの違いは何なの?

シリコンは、有機ケイ素化合物、ケイ素の両方の意味で、シリコーンは、有機ケイ素化合物だけの意味です。

しかし、ゴムと付く場合(シリコンゴムとシリコーンゴム)はどちらも同じ素材のことを指します。

日本国内での呼ばれ方・表記の仕方による違いです。

▼シリコンゴムとシリコーンゴムの違い

シリコンゴムとフッ素ゴム、どちらも優れていると聞くが何が違うの?

シリコンゴムとフッ素ゴムでは、特性が異なります。

特性以外にも、耐油性・耐溶剤性・耐薬品性の強さの対象がそれぞれ優れていたり劣っていたりします。

▼シリコンゴムとフッ素ゴムの違い

シリコンゴムはエラストマーではないの?

シリコンゴムは熱硬化性エラストマーに分類されます。

▼ゴムとエラストマー

シリコンは樹脂・プラスチックなの?ゴムなの?

シリコンゴム(Silicone rubber)を指す場合、樹脂でもプラスチックでもなく、ゴム素材の一種です。

ケイ素であるシリコン(Silicon)を指す場合は、原子量が28.1のSi元素で、元素の一種となります。

▼シリコンと樹脂について

シリコンゴムは全ての種類が食品衛生法に適合しているの?

シリコンゴムには、鉛、カドミウムの含有量とホルムアルデヒドや亜鉛の量が基準内であることが多いため、食品衛生法に適合している場合がほとんどです。

しかし、生産段階で着色をしたり、付加的な特性を持たせることで、食品衛生法の規格基準から外れる場合があります。

▼シリコンゴムと食品衛生法

シリコンゴムをくっつける接着と溶着は何が違うの?

シリコンゴムの接着には、接着剤による接着と両面テープによる異種材への接着があります。

シリコンゴムの溶着には、溶剤を使用したシリコンゴムの溶着と溶剤を使用しないシリコンゴムの溶着があります。

接着は何かを間に挟むことで接合するのに対し、溶着は素材自体を溶かして同化させることで接合します。

▼シリコンゴムの接着・溶着

化粧品のシリコンとシリコンゴム何が違うの?

シャンプーなど、化粧品に使用されているシリコンはシリコンオイルで、乳化物などを製造する際の消泡剤として使用されています。

シリコンはシリコンでもシリコンオイルのため、シリコンゴムとは異なります。

▼化粧品のシリコンとシリコンゴムの違い

シリコンゴムは透明と聞いたけど黒色や赤色はどうやって作るの?

シリコンゴムの製造時に黒や赤色の着色料・顔料を加えることで着色することができます。

黒色であるカーボンを加えると導電性のシリコンゴムとなります。

▼シリコンゴムの黒や赤への着色

シリコンゴムの3Dプリンタはあるの?造形できるの?

近年の3Dプリンタには様々な素材の造詣が可能となりましたが、シリコンゴムもその一つです。

イギリスの企業「フリップデザイン」によってシリコンゴムの3Dプリンターが開発されています。

▼シリコンゴムの3Dプリンタ

ゴムに関わる素朴な疑問

どんな種類のゴムがあるの?

ゴムには、天然ゴム(NR)、ニトリルゴム(NBR)、シリコンゴム(SI)、フッ素ゴム(FKM)、ウレタンゴム(U)、アクリルゴム(ACM)など、様々な種類のゴムがあります。

▼ゴムの種類 全18種

ゴムとエラストマーは何が違うの?

ゴムはエラストマーの一種ですが、その中の熱硬化性エラストマーに分類されます。

エラストマーには、熱硬化性エラストマーと、熱可塑性エラストマーがあります。

▼ゴムとエラストマーの違い

ゴムとラバーは同じなの?違うの?

ゴムとラバーは日本語では同じ意味となりますが、英語やオランダ語でのゴムとラバーは違う意味となります。

英語やオランダ語のゴムは、日本語のガムと同じ意味となります。

▼ゴムとラバーの違い

ゴムをくっつける接合方法にはどんな方法があるの?

接着剤を用いる接着加工、溶かして同化する溶着加工など、様々な方法があります。

▼ゴムの接合方法

木野機工株式会社の特殊シリコンゴムに関わる疑問

特殊なシリコンゴムを購入したいがどんな種類があるの?

木野機工株式会社では、色付きシリコンをはじめ、USシリコン、高引裂きシリコン、低硬度シリコン、磁気付きシリコンなど、様々な種類の特殊シリコンゴムを開発・販売しております。

▼シリコン素材一覧

どんな成形方法や加工方法に対応しているの?

シート材からの打ち抜きをはじめ、切削加工、溶着加工、金型成型、切削加工、接着加工、ライニング加工など、ご要望のシリコンゴム部品の用途に合わせて様々な加工品をご提供いたします。

▼加工・成形品一覧

色付きシリコンゴムにはどんな色があるの?

色付きシリコンゴムは、10色から食品素材・生産品の色に合わせてお選びいただけます。

色ラインナップは、赤、青、緑、白など、全10色です。

▼色付きシリコンゴムのカラーラインナップ

高引裂きシリコンとUSシリコンの違いは何?

高引裂きシリコンは、引裂き強度と伸び率に優れた特長を持ち、USシリコンは、耐熱性と耐薬品性に優れた特長を持ちます。

また、USシリコンは、超引裂き強さのシリコンゴム素材です。

▼高引裂きシリコンとUSシリコンの違い

購入時に証明書を発行してもらうことは可能?

木野機工株式会社では、ご要望に応じてSDS(安全データシート)や食品衛生法の検査証明書をご提供しております。

その他、資料や証明書が必要な場合は別途お問い合わせ下さい。

▼SDSや食品衛生法の検査証明書について

シリコンゴム加工時の接着剤で食品衛生法の適合から外れるの?

木野機工株式会社では、厚生省告示第85号適合品(食品衛生法認可)の接着剤を加工品に使用しております。

▼接着加工に用いる接着剤について

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